携帯獣雑考

グソクムシャの選択肢を広げたいブログ

グソクライボ軸負担軽減サイクル【シーズン14最終最高2012/ホズラッシュ19位】


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 はじめまして。外様と申します。

 シーズン14にて、相棒のグソクムシャを使用してレート2000を越えることができました。加えて、4月6日に開催された仲間大会「ホズラッシュ」では82人中19位タイ(見た目20位)と十分な結果を出すことができました。

 記念や振り返りとして、構築を公開したいと思います。

 グソクムシャに関する記述が多いですが、読んでもらえると嬉しいです。


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~以下常体~

 

 

・構築経緯

①相棒枠としてグソクムシャを採用。

②環境的に動きやすいと考えメガライボルトを採用。その際、受け回し時の負担を減らすためグソクムシャを突撃チョッキで採用することを決定。

③上述した2匹ではメガボーマンダを止めることができなかったため、後出しから処理できて範囲も優秀なこだわり鉢巻マンムーを採用。

カプ・テテフが非常に重かったため、後出しが安定し、なおかつメガライボルトとも相性が良いテッカグヤを採用。

⑤対受け構築の枠としてジャラランガを採用。

⑥最後の枠としてジャラランガリザードンに対応でき、テッカグヤとの相性補完にも優れるメガチルタリスを採用して構築が完成した。

 

・個別解説

 

メガライボルト@ライボルトナイト


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 臆病

 H140 B4 C28 D92 S244

 163-×-101-159-112-204

 避雷針→威嚇

 ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/オーバーヒート/10万ボルト

 

調整

無補正ガブリアス地震を威嚇込みで確定耐え。

特化カプ・テテフのフィールドサイコキネシスを確定耐え。

準速フェローチェ抜き。

 

 構築の潤滑油その1。

 威嚇とボルトチェンジで対面操作を行う。

 特性と高い素早さにより残っているだけで何らかの仕事ができることが多いため、耐久に多めに振って行動できる回数を増やした。

 シーズン途中まで10万ボルトの枠を毒々で使用していたが、相手を無難に削ることができる打点が欲しいことと、構築的に毒が有効な場面が限られていたことから変更した。

 

グソクムシャ@突撃チョッキ


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 意地っ張り

H244 A220 D44

181-190-160-×-116-60

 危機回避

 出会い頭/アクアブレイク/毒づき/アクアジェット

 

調整

 ステルスロックダメージ+ギルガルドのZシャドーボールを最高乱数以外耐え。

 ステルスロックや自然の怒りを考慮してHPは奇数。

 

 筆者の相棒枠。構築の潤滑油その2。

 メガライボルトとの相性が良く、威嚇とチョッキで底上げされた耐久で有利な相手に繰り出していく。

 メガライボルトボルトチェンジ後の引き先として優秀で、ダメージを肩代わりしながら危機回避して控えを繰り出すができる。

 チョッキにより特殊耐久が増加するため、物理・特殊どちらに対しても受け出しができるようになり、クッションとしての使い勝手が格段に向上している。

 構築全体でカプ・レヒレに対する打点が少ないため、受けながらも殴りあえる様に毒づきを採用。これによりレヒレドランやレヒレランドといった並びに対して、一匹で負荷をかけていくことができる。

 

マンムー@こだわり鉢巻

 
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意地っ張り

 H12 A252 B212 D28 S4

 187-200-127-×-84-101

 厚い脂肪

 地震/氷柱針/氷の礫/馬鹿力

 

 調整

 特化メガボーマンダの捨て身タックル+ステルスロックダメージを確定耐え。

 H振りメガボーマンダへの氷の礫の乱数を考慮してA特化。(56%の乱1)

 無補正カプ・コケコの草結びを最高乱数以外耐え。

 

 構築のメインアタッカー。

 メガボーマンダを後出しから処理するために拘りハチマキを持たせてBに振った。こうすることで相手側の身代わり、竜の舞い、捨て身タックルの全ての行動に対応し、返しの氷技で処理することができる。(特化流星群は25%で落ちる)

 マンムーは優秀な技範囲により、氷と地面の弱点が一貫している場合相手の交代を誘いづらく、一発くらうことを承知で居座ってくることも少なくない。そこに鉢巻補正がかかった技を当ててそのまま突破することを狙う。

 鉢巻のデメリットはグソクムシャの危機回避でカバーできるため、こだわり持ちでありながらもある程度柔軟に立ち回れることが強み。

 馬鹿力はナットレイポリゴン2カビゴンの他、ウォッシュ・ヒートロトムへの打点として採用。

 

テッカグヤ@食べ残し


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 生意気

 H164 A4 B44 C172 D124

 193-122-129-149-150-72

 ビーストブースト

 ヘビーボンバー/大文字/宿木の種/守る

 

 調整

 食べ残し効率意識で16n+1。

 大文字でH振りナットレイを確1。

 特性でD上昇。

 

 対カプ・テテフを一手に担う枠。

 ナットレイやメガハッサムを素早く処理できるように火力に割いて大文字を採用している。

 選出時に軸となるポケモンとの相性補完に優れ、宿木の種により自身と控えの負担を軽減する。

 宿木+守るの動きに危機回避を合わせると、そのターンに回復しつつ次のターンに再度守るを選択することができる点が地味ながらも優秀。

 

ジャラランガ@ジャラランガZ


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 控えめ

 H4 C252 S252

 151-117-145-167-125-137

 防弾

 スケイルノイズ/ドレインパンチ/火炎放射/挑発

 

 調整

 地球投げ3発耐えのためHP151。

 

 一般的なジャラランガ。フェアリータイプのいない構築や受け系の構築に出していく。

 できるだけ火力が欲しかったため控えめで採用。

 サイクルを回す中で、ジャラランガの起点になることを嫌った相手のボルトチェンジやとんぼ返りに危機回避をあわせ、相手を場に残したままZを通す動きを多用した。

 

 

・メガチルタリルス@チルタリルスナイト


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 控えめ

 H244 B44 C60 D108 S52

 181-×-136-151-139-107

 自然回復→フェアリースキン

 ハイパーボイス/大文字/毒々/羽休め

 

 調整

 大文字でH振りD4振りナットレイを確1。

 無補正ガブリアス地震を2耐え。

 無振りフォルムチェンジロトム抜き。

 

 ジャラランガリザードンに対応するため採用したポケモンウツロイドアーゴヨンも試したがどちらも納得できず、最後にこのポケモンを採用したところ上手くはまった。

 テッカグヤとの相性補完が良好であり、受け回しながらじわじわと削る動きができる。

 特性は自然回復にしているがリザードンに積極的に後出ししていることを考えれば、受け出し時にメガリザードンYの炎技のダメージを減らすことができるノーてんきの方が有用かもしれない。

 

・主な選出パターン

 

 ・グソクムシャ+メガライボルト+マンムー

 一番多い選出。カバマンダガルドをはじめとして、特に意識する相手がいない場合は自然とこの選出になっていることが多い。

 先発は圧力重視でマンムーが多め。

 ライボルトグソクムシャでダメージ管理を行いながら、マンムーグソクムシャの先制技圏内に入れること、もしくはマンムーで先に残数有利をとりサイクルを回しながら逃げ切ることを目指す。

 

テッカグヤ+メガチルタリルス+@1

 カプ・テテフ+炎枠(ヒードランは除く)やヒトムレヒレグロスの並びがいるなら基本はこの選出。残りの一枠は構築を見てグソクムシャマンムーを選択することがほとんど。

 先発は前者ならテッカグヤが、後者ならチルタリスが多め。

 毒や宿木を撒いて、地道に削りながら勝ちにいくことを目指す。

 

メガライボルト+グソクムシャ+ジャラランガ

 ジャラランガを通すことが可能であると判断した場合の選出。

 とにかくジャラランガを通すことだけを意識し、威嚇や危機回避を駆使してジャラランガが安全にZ技を撃てる状況を作ることを目指す。

 

マンムー+メガライボルト+ジャラランガ

 受け系の構築に対する選出。

 マンムーで荒らした後、ジャラランガを通しにいくことを目指す。フェアリー枠もミミッキュカプ・ブルルであれば、マンムーを使ってごまかすことも可能。

 しかし前期はミミッキュとヌオーが同居していた構築も一定数存在しており、この選出では勝てない試合も多かった。

 

・特に厳しいポケモン

 

・混乱実持ちウルガモス

 対応できるポケモングソクムシャとメガチルタリルスのみであり、耐久に割かれているためアクアジェットで削り切ることが難しく炎の体による火傷も怖い。メガチルタリルス軸での選出を強要され、選出が大きく制限されるため非常に厳しい。

 

~以下敬体~

 

・終わりに

  構築紹介は以上になります。

 シーズン1から使い続けたグソクムシャというポケモンを、試行錯誤を繰り返して2000という一つの区切りのラインまで連れてくることができました。

 また、ホズラッシュでは強者が集まる中で勝ち越すことができ、構築的にも手応えを感じました。 シーズン14並びにホズラッシュにて対戦していただいた皆様、ありがとうございました。

 今後も色々なグソクムシャと共に、楽しみながら勝つことを目指していきたいと思います。

 

 ほんの少しでも、この記事が何かの参考になれば幸いです。

 

 長文の閲覧ありがとうございました。