携帯獣雑考

グソクムシャの選択肢を広げたいブログ

スカイバトル3on1をふりかえる

 初めまして。外様と申します。
今回、t/Tさん、まぐなむ。さん主催のオンライン大会、スカイバトル3on1に参加させていただき、準優勝という予想以上の結果を残すことができました。
 以前から構築記事を書いてみたいと思っていたので、思考整理も兼ねて、記念に記事を残すことにしました。
(ブログはおろかネットに発信することも初めてです。そのため、読みづらい点が多々あると思いますがどうかご了承下さい。)
 

 以下本文常体

・ルール

 特性浮遊、戦闘待機モーションで浮いている・飛んでいるポケモンのみ使用可能。
 その中から3匹を選んで構築を作り、一匹を選出し試合を行う。2本先取制。
 身代わり他地面に関する技使用不可。気合いの襷、メガストーン、Zクリスタルの使用不可。
 
・使用した構築について(大会前の考察をそのまま記述)

 上からの制圧ではなく、耐えて下から戦っていくことを目指して構築を組んだ。
 このような制限されたルールでの対戦は未経験であったため、極端なメタは張らずになるべく多くのポケモンに対応できるようにすることで、再戦時の選択肢をできるだけ多くすることを意識した。


 最初に採用を決定したのはムウマ

  (167-×-80-105-150-106) 穏やか
  ()内はレベル50での実数値

 1on1形式の大会では滅びが強いとシンプルに考えて採用。
 技は軸となる滅びの歌、時間凌ぎの守る痛み分け、最後の枠は挑発を反射できるマジックコートと悩んでいたがムウマより遅いポケモンにも滅びを通すためにトリックルームを採用。

 配分はhdに252、余りはムウマミラーとなった際に行動順を明確にするため、sに振ることにした。
 持ち物は耐久底上げのための進化の奇石

 

 次に採用を決めたのはカイリュー

 (197-194-125-×121-101) 意地っ張り

 マルチスケイルによる耐久と豊富な技範囲が強いと見て採用。
 技は強力な先制技である神速、多くの相手に抜群を取れて且つ、ラティオス等のハバンの実を無視して打点をとることができる冷凍パンチ、遅い相手に対して強引に押せる強力な一致技である逆鱗、最後にフリーザーやヒートロトムに対応するためにストーンエッジを採用した。

 配分は特化カイリューの鉢巻逆鱗とラティオスの臆病眼鏡流星群を耐えるところまで振り、残りをaに、余りをsに振った。
 持ち物はカイリューミラーの際に先制で直接攻撃を受け、耐えることができれば勝ちを確定させることができるゴツゴツメットを採用した。

 

 ここまでの二匹では挑発を持つ物理受け(特にエアームドバルジーナギャラドス)やアーケオスが辛くなっていた。また、弱点保険を持ったカイリューも辛くなることが考えられた。
 それらを単独で誤魔化すため、最後の枠にはマタドガスを採用することにした。

 (172-×-163-123-96-80) 図太い

 技は範囲をとれる10万ボルト、一致技で少しでもダメージを稼ぐためのヘドロ爆弾カイリュー意識の鬼火痛み分けを採用。

 配分は特化カイリューの鉢巻逆鱗でほぼ75%以上入るラインと、無補正アーケオスの鉢巻諸刃の頭突きを命中率込みで90%ほどで耐えるところまで物理耐久に振り、ヘドロ爆弾でトゲキッスが確定2発になるところまでcに、残りをdに振った。振れる値が4ほど残ったが、無振りのs実数値が丁度最遅ムウマ-1だったのでどこにも振らずに余らせることにした。
 持ち物は上記のカイリューアーケオスを意識してウイの実を採用した。



 ・当日の結果 
 予選Aブロックを4勝2敗で2位通過。
 決勝戦敗退、準優勝。

・当日の反省点、感想等 
 全体的に考察が甘かった。特に滅びを使用していたにも関わらず、スカーフトリックへの警戒をしておらず負けてしまったこと。ここが一番の反省点。
決勝がAブロックどうしの再戦となったが、対戦相手がスカーフトリッククレセリアであったため、試合前から結果が確定してしまっていた。
 
 また、マタドガスの選出が全く出来なかった。選出したのが決勝での苦し紛れの悪あがき(その後文字通り悪あがきをすることとなった)のみであったのが悔やまれる。大体の試合でカイリューを刺しにいったことも要因だと思うが。
 ただ、選出抑制の役割もこなしていたと思うので、選んだことに後悔はしていない。
 

 他の2匹の技や持ち物は全て効果的に働いてくれた。トリックルームゴツゴツメットがそのまま試合を決めてくれたこともあり、この構成でなければ決勝まで進むことはできなかったと感じている。特にカイリューストーンエッジは予想以上の活躍をしてくれた。出てくるフリージオが悉く溶ける持ちであったため、助けられた。
 筆者の考察の多くの穴をポケモンが頑張って埋めてくれていた。ありがとう。

 
 
 今回、準優勝という結果を残すことができた。
 しかし、相当運が良かったことが大きな要因である。
 事実、スカーフトリックがきたらこの構築はそのまま崩壊する。予選でも2名としか当たらず、決勝で対戦したのは予選で対戦し、負けた相手である。
 他のブロックにはスカーフクレセリアが大量にいるということだったので、他ブロックに配置された場合は予選落ちが濃厚だっただろう。

 それでもこの結果はとても嬉しい。
 次にこのような大会があれば、もっと効果的な考察をできるように精進したい。

 本文は以上。


 長くなりましたが、振り返りの記事は以上になります。
 初めて参加した大会でここまで長く戦っていられるとは思わなかったので、素直に嬉しかったです。
 特殊なルールでの対戦に興味があったので参加させていただきましたが、想像よりもずっと興味深いものでした。
 自分では考えられないようなアイデアが、次から次へとでてきていたので色々な意味で終始うなっていました。そういう部分が、ポケモン対戦をする上でのモチベーションになっているので、参加して本当に良かったです。また何か機会があれば参加したいと思います。
 
 主催、運営のt/Tさん、まぐなむ。さん、対戦していただいた皆さん、大会参加者の 皆さん、ありがとうございました。